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11月28日 人権教育推進協議会視察研修会を開催しました
11月28日(火)、乃木地区人権教育視察研修会で雲南市三刀屋町の永井隆記念館と、たたら製鉄で栄えた吉田町へ出かけました。当日は、人権教育推進協議会の委員の方々と地域の方で参加したいと申込みをいただいた方を合わせて、31名の参加者でした。
まずは、永井隆記念館の藤原館長様よりお話をいただきました。
永井隆博士は、松江市で生まれましたが、1歳から小学校卒業まで雲南市で過ごしたそうです。昭和20年8月9日に長崎市に投下された原子爆弾で重傷を負いながら自己の命をも顧みず「如己愛人」「平和を」の精神に徹し白血病と戦いながら最後まで医師としての使命を果たしました。
記念館には、博士に由来する貴重な資料約500点と、博士が造った「うちらの本箱」にちなんだ図書室があり約1万3千冊を所蔵しておられるそうです。皆さん、真剣にじっくりと館内を見ておられました。「自分を愛するように、人に対して優しくしなさい。」という博士の言葉が私の心に響きましたと、感想をいただきました。
最後に、全員で記念写真を撮りました。
続いて、紅梅しょうゆ店に行きました。熱烈な歓迎でお出迎えいただきまして、温かい試食などを用意してくださいました。
皆さん、しっかりと買い物もできたようです♪
みぞれが降る中、続いて雲南市吉田町へ向かい「割烹すぎ原」で美味しいお食事をいただきました。
木谷会長より、一言ご挨拶。
最後に、菅谷たたら山内・菅谷高殿を見学しました。たたら製鉄では、原材料となる木炭や砂鉄が必要ですが、原料となるこれらはできるだけ製鉄場の近くにあることが条件でした。およそ5000平方メートルの範囲に高殿や元小屋のほか、かつてたたら製鉄に従事した職人たちの長屋住宅が今も立ち並んでいるそうです。
ガイドの方に説明をしていただき、皆さん質問をしたりと熱心に聞いておられました。
寒空の中でしたが、有意義な研修会となりました。この研修会を通して、何か一つでも皆さんの心に残ることがありましたら、嬉しいなと思います。
乃木地区人権教育推進協議会として、次回は12月10日(日)に「人権を考える講演会」を開催します。
皆さんのご参加をお待ちしています。