公民館の紹介

 川津地区は、松江市の松東ブロックの西南部に位置する。かつては一純農村に過ぎず、昭和14年に松江市と合併した当時の人口は2,569人、世帯数は435戸で、大きな建物といえば旧制松江高等学校のみという、のどかな田園風景の広がる地域であった。

昭和40年頃から宅地開発が進み、住宅団地の造成が始まる。

川津地区に大きな変化をもたらしたのは、昭和47年着工、平成8年完成した北部区画整理事業である。また、国道431号線のバイパス道路を通す事業により、その周辺の開発が進む。さらに、複数の大型団地の造成、高層マンションの建設、学園通り商店街の誕生へと大きな発展を遂げることになる。

また、川津地区は、幼稚園から大学までを擁する松江市随一の文教地区でもある。

近年、道路整備も進み、平成25年には、国道431号線を起点としただんだん道路が、縁結び大橋を経て国道9号線、松江道路へとつながり、橋北と橋南を結ぶ交通の利便性が一段と高まった。

現在、川津ICから古江方面へ通じる松江北道路計画も着実に進められつつあり、今後、川津地区が、松江市の中心市街地としてますます発展していく事が予想される。

開発の進む川津地区だが、潤いのある山河が充分に残されている。東に県立自然公園、嵩山が川津地区を見守るようにどっしりと構え、街の中央を朝酌川が大きく蛇行しながら流れる。こうした豊かな自然は、住民に安らぎや元気を与え、また、これからの福祉活動の場としても大きな期待が持てる。

 

  ~川津公民館のあゆみ~

昭和26年 2月  川津青年団が公民館建設の要望を決議、各方面に設置を働きかける。 

        9月  川津財産区議会、青年団、婦人会、農協等の各種団体が公民館設置に

          ついて市へ陳情する。

昭和27年 6月  松江市役所川津支所の2階を改造して、川津公民館を開設する。

昭和31年 7月  川津公民館運営審議委員19名を選任する。

       12月  公民館報「川津」第1号を発行する。 

昭和32年 4月  川津公民館の円滑な運営を図るため専門部を設ける。 

昭和35年10月  川津公民館新築期成同盟会を結成する。

昭和37年12月  川津公民館の館舎が竣工、公民館開館10周年記念式典、川津公民館竣工

          ・新築記念式典を挙行する。

昭和43年10月  川津体育協会が文部大臣表彰を受賞する。

昭和44年 4月  公民館が自主運営となる。

昭和57年 3月  「速報かわつ」第1号発行する。

      5月  島根県優良公民館として、島根県教育委員会から表彰を受ける。

       11月  開館30周年式典を挙行し、「30周年記念誌」ならびに「川津郷土誌」

          を発刊し、「川津音頭」を選定する。

平成元年    9月  松江市・川津村合併50周年記念式典を挙行、記念誌「ひらけゆく川津」

          を発刊し記念町民文化祭、記念町民体育祭を開催する。

平成 2年12月  川津公民館建設期成同盟会が発足する。

平成 4年 6月  川津公民館・国際交流会館が竣工、記念式典を挙行する。

平成 5年   4月  国際交流村「交流広場」がオープン。松江市役所国際交流室主催、川津

          公民館共催で、記念式典を挙行する。

平成 9年10月  川津公民館第50回優良公民館文部大臣表彰を受賞する。

平成14年 1月  川津公民館創立50周年記念式典を挙行する。

     10月  川津公民館創立50周年記念誌を発行する。

平成15年   5月  川津地区ボランティア活動ブループ誕生。

          (環境美化・高齢者福祉・施設交流の三グループ)

平成17年 3月  公民館館報100号を発行する。

          川津地区「ほんそ子まもら会」結成式を挙行する。

平成18年12月  川津ふるさと太鼓同好会・振興会創設する。

      8月  ふるさと夏祭りを開催する。 

平成21年 2月  第1回故郷かるた大会を開催する。

      9月  第50回記念 町民体育祭を開催する

平成24年 1月  川津公民館創立60周年式典・祝賀会を挙行する。