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【複製】おもっつあん・子どもおもっつあん~餅がらみ・大餅おろし~

2015年2月8日

 本ホームページでもお知らせしましたが、2月1日(日)に「ターホイ。ターホイ」(井神保存会)、「トラコイ。トラコイ」(本谷保存会)の掛け声でついた大餅は、2月7日(土)にそれぞれ4本の樫の棒で挟み、藤蔦で縛る「餅がらみ」と、大日寺に担ぎ入れる「餅上げ」が行われました。

 そして、いよいよ2月8日(日)メーンイベントの「餅おろし」の日を迎えました。

 当日は、ここ10年でも最も寒く、時折雪の舞う寒風吹きすさぶ日になりましたが、子供を含めおよそ60人の「餅荷い」が「エンヤサッコイ、エンヤサッコイ」の掛け声とともに町内を練り歩き、地域みんなで無病息災、五穀豊穣を願いました。

 なお、秋鹿公民館職員のSさんも「子どもおもっつあん」の一員として、この大餅を担ぎましたので、記事の最後にこの体験談を紹介します。

 

2月7日 餅がらみ(1)

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餅がらみ(2)

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子どももっつあん出発前の記念写真

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舞台となる芦尾山大日寺の遠景

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お寺の正面にかけられた大餅

左側から本谷保存会、井神保存会、こどもおもっつあん

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子ども会による温かいぜんざいのサービス

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本番前に体を温めます

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住職のつく鐘の音が行事のスタート合図

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采振り、童子、餅荷いが両手を拡げ矢声をあげて堂内へ駆け込む(1)

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駆け込み(2)

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駆け込み(3)

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餅おろし(1)スタート

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餅おろし(2)

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餅おろし(3)

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餅おろし(4)

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餅おろし(5)

要所要所で地域の方が飲み物や食べ物を用意してもてなします

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記念撮影

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最後は餅を鎌で切り分け配ります

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子供たちも手伝います

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<秋鹿公民館職員Sさんの体験談>

この度、はじめて“おもっつあん”に参加させていただきました。まさに“一体感”を感じた行事でした。

事前の打ち合わせや資料・写真等を見てイメージを高めて行事に臨みましたが、実際に体験すると、自分のイメージ以上に驚きや発見が数多くありました。

大餅が出来上がるまでに、餅つき、餅からみ等の工程があり、そこには永い間引き継がれてきた技術があり、誰でも簡単にできるものではないことが分かりました。

大餅おろしでは、時折雪が降る中を大勢の担ぎ手たちが重い餅を担ぎ進む姿は圧巻でした。私も子どもの大餅を一緒に担がせていただきました。地域のみなさんと共に井神公会所に着いた時は達成感で気持ちがいっぱいになりました。

また、関係者の方の数人からお話を伺いましたが、おもっつあんが今日に至るまでの歴史や苦労、そして熱い想いを知ることができました。今後も地域が一体となって伝えていかなければならない伝統行事であることを、再認識することができた体験となりました。

今回、ご協力をいただきました御頭行事保存会、井神自治会、本谷自治会、子ども会の皆様をはじめ、関係の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。