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第24回ほっき山歩の会

2023年11月28日

 

        第24回 ほっき山歩の会 定例登山         2023.11.23

 

 

奥出雲町の「玉峰山」(820)に15人が登りました

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       (登山口から約80分かけて登頂し、疲れを感じさせない余裕の表情)

 

今回は「松江市外出支援事業補助金」制度を利用し、格安バスで登山口まで運んでいただきました。

天気にも恵まれてまさに登山日和。初参加の2名が「超初心者では?」と心配したものの集合時の登山衣装を見て不安は解消しました。

数年前に玉峰山でクマが出たこと、県西部ではクマ情報が多いことから対策も考えました。

「熊スプレー」を調べると ア.風上から イ.5m離れて ウ.鼻を狙って 使用とあり、更に噴射した液体に触れると病院ごとだと注意されており、「初心者には不向き」と断念しました。結局、クマ除けは「定番の鈴」で落ち着きました。

 

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    (道路上は色づいた落ち葉のジュウタン。天気も上々で気持ちもルンルン)

 

「林間広場駐車場」までバスは行けると考えていましたが、「大型車通行困難」の表示があり約1Kmを登山口まで歩くことになりました。

途中で出会った地元の人に「クマは出ますか?」の問いに、「イノシシは出るがクマは出ない」の返答にひと安心です。 

 

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(「雄滝」。信仰の山から流れ落ちる清らかな姿に、思わず手を合わせました)

 

登りは「雄滝コース」。登山口には「熊出没注意」や上面が平らな「バクチ岩」(博打が出来るほどの広さの意でしょうか)など、急登の苦しさを紛らわす案内板がありました。

 

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(小窓岩直下の三差路。衣装を脱皮し始めています)

 

このあたりから登山道の両側は赤松林となり、マツタケ探しが始まります。「時期は過ぎた」の声を聞いても、20センチ級のマツタケを見つけた時を思い出し、周りをキョロキョロしましたが・・・。

 

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(「雌滝」付近の長い鉄製階段。一番心配した箇所でした。手摺りを持って慎重に)

 

山頂で30分間の昼食タイムを摂った後は、「雌滝コース」を下山します。多少のアップダウンはあるものの、落ち葉を踏みしめながらの山道を下りました。途中、雪を被った大山の姿も見え、思わず鼻歌が出るお方には「その先左です」の声掛けにも気遣いました。

  

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(「雌滝」。滝の上空は色づいた木々に覆われ、神秘的な雰囲気です)

 

「この石落ちない?」と余計な心配もしました。

観察力の鋭いお方から「ここにも子どもを抱いた石仏!」との声。登山路沿いで何体か同じ石仏があったそうです。その昔、嬰児(みどりご)を失った親が信仰の山に供養されたものでしょうか。

 

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(「奥出雲おろち号」のラストランに出会いました)

 

 

帰路、「奥出雲おろち号」のラストランを「亀嵩駅」で見られることから、大勢のカメラマンや地元のお方の中に紛れ込みました。遠来のカメラマンは高価そうな機材を持ち込んでおり、コンパクトカメラを出すのは躊躇したくなるほどです。

 

到着時には列車の乗務員や乗客と出迎える人の、「手振り・旗振り」でラストランが強く印象に残る情景でした。

「26年間ありがとう。奥出雲おろち号」