最近の活動

はじめての遠征登山 ほっき山歩の会

2023年9月29日

西日本最高峰の「石鎚山」に登りました。

 

石鎚山1.jpg

 

  ほっき山歩(さんぽ)の会を結成後、4年目にして初めて山小屋に泊まる登山に出かけました。

年初めに年間計画を立てる際、一泊二日の遠征登山を決め、行先は「石鎚山」としました。

 

参加者10人はベテランから「高い山は初めて」「山小屋は初めて」のお方など様々です。

事前に開いた研修会がよかったのか、装備品や着衣は万全でした。

 

石鎚山2.jpg

 

 

松江から4時間30分で石鎚神社成就社の麓にある「秘境温泉・京屋」に到着。登山装備を整え、「石鎚登山ロープウェイ」で標高差900mを8分でピューッと頂上駅に到着。ちなみに歩いて登ると2時間かかるようで片道1100円は安いもの。

 

天気予報では14時頃から雨とのことですが、これから「ゆっくり」と登ります。

 

石鎚山3.jpg

 

ロープウェイ終点(標高130011:55)→成就社(1450 12:20)→八丁坂鞍部(130012:45)八丁坂鞍部から10分程度歩いたところから急登・階段が始まり目線を下げ、ひたすら無言で登ります。前社森(ぜんじゃがもり)の標高は1590m。到着するまでに何回休んだことか。

 

 石鎚山4.jpg

 

八丁坂鞍部前社森(159013:45)→夜明峠(165014:15)→分岐(179015:00)→石鎚山(弥山197415:45)

 

石鎚登山ロープウェイ山頂駅から4.4Kmを3時間50分かけて登りました。

 

前社森を抜けた後から雨がポツポツで、石鎚神社頂上山荘到着時には強めの雨。

 

17時過ぎから楽しい夕食タイム。頂上山荘は石鎚神社が経営しており、食事の前に先ずは体を清めるため と 険しい登山路を克服したことに カンパーイ・・・!!!。

夕食のメニューは定番のカレーライス(勿論お替り自由)、ハンバーグ、お豆さん

 

 

19時には全員が幅60センチの敷布団で御就寝。疲れたーーー。

 

石鎚山5.jpg

 

皆さん、お年頃のためか朝が早い。5時過ぎから一人がゴソゴソすると、すぐに伝染。

 

朝6時から「奥宮・頂上社」の「礼拝」に参加しました。玉串料を奉納し、日頃の邪念に覆われた心が清らかになることを願い、頭を下げました。宮司様の祝詞が終わると、頂上社内に安置された、ご神体に触れさせていただきました。三体のご神体は「仁・智・勇」を持った神様で、ご神体に触れられる例は特異のようです。

 

石鎚山6.jpg

 

朝礼拝を終え、頂上山荘に戻れば朝食です。皆さん「清らかな表情」で食卓につきました。

メニューは ごはん 味噌汁 マカロニサラダ 佃煮昆布 梅干し 甘煮豆 漬物 ゼリー

 

石鎚神社頂上山荘のこと

 ・石鎚神社が経営  ・山荘の従業員は神社職員  ・風力発電装置(21時~5時は消灯)

 ・トイレの一部にウオシュレット(山頂施設で初体験。雨水しかないのに)

   ・自分が出したゴミは持ち帰る(山荘で飲んだビールの空き缶を含めて)

   ・10月は平日を含めて満杯  ・来季から定員(50人)通り宿泊可能(今年は25人)

 ・頂上山荘建設時の寄付者名板に 500万円~1000万円でも「某氏」表示が何人もいた。

 

当初予定していた「天狗岳」(1982)への登頂は、「ガスで視界ゼロ」「濡れた岩場での事故

防止」のために断念した。(ほっき山歩の会の合言葉は「元気に出発・元気で戻る」)

 

 

 

石鎚山7.jpg

 

険しい登山路が分かる、むき出しの「根っこ」。「登山での下り坂と人生の下り坂では事故に十分注意」と伝えたが、以前このコースで「顔を真っ赤なタオルで覆った人」と出会ったことがあり、疲れが溜まった復路の下り坂では、十分すぎるほど休憩をとった。

 

雨後の濡れた登山道でも、スリップ・転倒は全くなかった。

 

石鎚山8.jpg

 

石鎚山(弥山)(19747:35)→分岐(17908:00)→夜明峠(16508:30)→前社森(15909:00)→八丁坂(13009:40)→成就社(145010:20 昼食 11:00)→ロープウェイ頂上駅(130011:20)→「秘境温泉・京屋」(39011:30 入浴 12:30)→法吉公民館(17:15)

 

石鎚山(弥山)を出発して成就社神門まで3.6Kmを2時間45分でたどり着きました。後方の「神門」は私たちにとっては「凱旋門」。皆さんの表情に安堵と喜びが溢れています。

 

復路でのこと

 ・山荘従業員は「弥山成就社」を1時間で歩き30分休み20Kgの荷を負って山荘に戻る

 ・白装束の信者が時折「ほら貝」を吹きながら登ってきた。普段は郵便局員だという。

 

下山後、「秘境温泉・京屋」で入浴しました。白濁色の炭酸泉で底から泡が勢いよく出る仕掛

けとなっており、2日間の汗を洗い落としました。

家族へのお土産は、「しまなみ海道・来島海峡SA」で購入し、楽しかった話や来年は○○

 

行きたいの話等で賑やかな車中となりました。