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「おもっつあん」始まる~1月31日大餅つき~

2016年1月31日

 松江市秋鹿町井神谷畑ケ原の高野山真言宗金峯山高祖寺・奥の院大日堂「芦尾山常楽寺」で大きな餅を担ぎ、1年の五穀豊穣・家内安全を願う正月行事「おもっつあん」の餅つきが1月31日本谷と井神地区で行われました。

 この行事の始まりは、弘仁8年(817年)と伝えられており、約1200年前から行われている秋鹿の伝統行事です。

 この行事は、昭和40年から中断されていましたが、地元の古老たちの伝統行事が途絶えることを惜しむ心情と、若者たちによる地域文化継承育成の機運の高まりにこたえる形で、昭和53年から復活され、今年で39回目を迎えました。

 また、「子供たちに地域に残る伝統行事の体験をさせる良い機会だ。」ということから、平成9年から「子どもおもっつあん」が加わり、今では、地域総出の一大イベントになっています。

 おもっつあんシリーズは、この後、2月6日に大日堂への「餅上げ」、2月7日のメインイベント「餅おろし」へと続きます。

 

 今年度は、本谷地区の「おもっつあん」の様子を紹介します。

 

1月17日 竹籠つくり(子どもおもっつあん用)

まずはついた餅を入れて固める竹籠を作ります。

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1月31日 餅つき当日

みんなで「めでためでたの若松さま」を歌ってスタート

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大きな釜で米を蒸します。

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サシという棒杵を持った4人が「トラ、コイ。トラ、コイ」の掛け声とともにつきます。

また、水つけの人がすばやく杵の先を握って水を付けます。

大人の餅は1回に1斗の餅を4回合計4斗の餅をつき上げます。

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子供たちも頑張っています

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もちろん女の子も負けていません。

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子ども会のお父さんたちも!

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飛び入りも!

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ついた餅は竹籠まで運びます。「熱―い!!」

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つき上がった4斗の餅

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つき上がった1斗の餅(子どもおもっつあん)

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つき終えて満足げな2人

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最後はみんなできな粉餅をいただきました。

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2月7日は、いよいよ餅おろしです。皆さんぜひ見学に来てください。

(お知らせ)

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