最近の活動
おもっつあん・子どもおもっつあん~大餅つき~
2月1日(日)松江市秋鹿町に弘仁8年から1200年にわたって伝わる「おもっつあん」の大餅つきが、御頭(おとう)行事保存会によって井神集会所と本谷会館で行われました。
「おもっつあん」は親しみの込められた地元の通称で、正式名称は「高祖寺奥院御頭行事大餅(こうそじおくのいんおとうぎょうじおおもち)さん」と言い、1年の五穀豊穣・家内安全を願う旧の正月に行われる正月行事です。
行事は主に大餅つき(今年は2月1日)、餅がらみ(今年は2月7日)、餅上げ(今年は2月7日)、餅おろし(今年は2月8日)に分けて行われます。
子どもおもっつあんは、子どもたちに地域に残っている伝統行事の体験をさせる良い機会ということで、平成10年から始められ今年で18年目になります。
<子どもおもっつあん>
まずは竹を切り餅を囲む竹枠作り(1)
竹枠作り(2)
竹枠作り(3)
竹枠の完成
おもっつあん用の米を蒸します
大人用1俵(60kg)子供用1斗1升(約17kg)
蒸す順番が決められています
子どもおもっつあんはもちろん子供が主体でつきます
一生懸命つきます
出来た餅を竹枠に移します
子どもおもっつあんの餅の出来上がり
<井神保存会>
いよいよ保存会の餅つきです
「ターホイ。ターホイ」と力強い掛け声
竹枠に移します
左側がこどもおもっつあん。右側が保存会。
1俵(60kg)を4回に分けてついた餅は、直径80cm、厚さ15cmの竹枠に丁寧に重ね入れます。
<本谷保存会>
本谷保存会は屋外でつきます
祝い唄「うれしめでーたーの若松様・・・」を歌ってスタート
本谷保存会の掛け声は「トラコイ。トラコイ」
井神と同じく1俵の餅をつきます
ダイナミックに竹枠に移します
この後、2月7日(土)に固まった大餅は4本の樫の棒で挟み、藤葛で縛って大日堂に担ぎ入れます。
そして、2月8日(日)には、いよいよ交代しながら6人の餅荷いによって大日堂から担ぎ下ろされ、「エンヤサッコイ、エンヤサッコイ」の掛け声とともに町内を練り歩きます。