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9.24 旧日本海軍大社基地の現地学習をおこないました。

2021年10月1日

 9月24日(金)人権教育視察研修 平和学習として、最近新聞報道されている出雲市斐川町にある「旧日本海軍大社基地滑走路跡とその周辺遺跡群」に出掛けました。

戦後史会議・松江 世話人代表の若槻真治様に解説をいただきながら各戦争遺跡を巡りました。戦争末期本土決戦に備えて大社基地は、1945年(昭和20年)3月に着工され6月には一部使用が開始されました。米子の美保海軍航空基地の予科練習生や鉱山の労働者、周辺の住民や学童など数千名の動員により突貫工事で作られたそうです。そのために、周辺の国民学校の校舎や事務所、神社の社務所などが基地のための事務所や宿舎に徴発されたり、基地造成のために鉄道の線路が引かれ物資の運搬に使われたそうです。線路のレールは一畑電鉄のレールを外して利用されたそうです。身近なところに戦争の遺跡があったことは報道があったことで初めて知りました。戦後75年が過ぎ、当時の記憶を語る方が少なくなり悲惨な戦争の記憶が忘れ去られようとしています。今回これらの遺跡に直に触れて、話を聞き当時の様子を知ることが出来ました。今後もこの遺跡が平和学習の場として保存活用されることを望みます。多くの方々に見て触れて感じていただきたいと思いました。今回参加された方々もそのように強く感じられたようです。今後もこの様な学習会を設けていきたいと思います。(参照:旧大社基地遺跡群 作成:島根史学会/島根考古学会/戦後史会議・松江パンフレットより)

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