最近の活動
歴史講座「歴史の宝庫!鹿島町を学ぼう」が行われました。(R3.10.7)
10月7日(木)、秋晴れというよりは夏が逆戻りしたような日差しの中、鹿島町内をバスに乗って
フィールドワークしました。
講師は昨年度座学で来ていただいた宍道正年さんを講師にお招きし、一緒に現地へ出向き解説してい
ただきました。
まず始めに、鹿島町内でも多く出土している銅剣と銅鐸のレプリカを公民館で披露していただきました。
バスに乗ってフィールドワークスタート!
1.鹿島町佐陀本郷の志谷奥遺跡へ。出雲地域で初めて、銅剣と銅鐸が一緒に出土したそうです。
コスモスが満開!
2.稗田遺跡へ。現在は水田地帯となっています。この水田の下から大量の木製品が出土したそうです。
3.古浦砂丘遺跡へ。この古浦砂丘の下に埋葬遺跡として60余体もの人骨が出たそうです。
4.名分丸山古墳群へ。小高い丘陵上で、現在は公園として整備してあります。3基からなる古墳群です。
5.堀部第一遺跡へ。講武平野の講武川による沖積地。水田地域の中に独立して存在する円丘の裾。
弥生時代前期の墳墓から57基も見つかったそうです。そのうち調査された31基のほぼすべてが
「木棺」を使用していたそうです。
南講武小廻遺跡と南講武草田遺跡についても多久の湯からとバスの車内で解説していただきました。
6.講武岩屋古墳へ。講武平野を望む低丘陵の緩やかな斜面にあります。「石棺式石室」の系統だが、
終末期古墳の一つの特徴として、縦長の平面形で入口が縦の短辺(普通は横長で横が入口)であり、
石室の入口(開口部)が南ではなく南東側であることがめずらしいとのことでした。
約1時間半のフィールドワーク終了。
鹿島町内が歴史の宝庫だということを肌でかんじることができ、宍道さんの分かりやすい解説で
大変楽しく学ぶことができました。ありがとうございました!!