11月28日、人権視察研修を実施しました。

今年は縁あって城北地区の皆さんと合同で開催しました。

視察先は江津市和木地区にあるコミュニティセンター。日露戦争中、江津沖で沈没したロシア艦船・

イルティッシュ号の乗組員を地元住民が救援したことをきっかけに毎年「ロシア祭り」を開催されています。

 

センター長さん、まちおこし委員会の方々から「ロシア祭り」の経緯や実情等をざっくばらんに話していただきました。

 

初めて見る外国人、しかも敵国人を見るに見かねて助けた当時の地元の人々の人間愛・徳義心を

「ロシア祭り」を通じて子どもたちに学んでもらい、地域に誇りを持ってもらう取り組みに、参加者の皆さんも

熱心に耳を傾け、質問されていました。

 

また、施設内にはイルティッシュ号の遺留品も展示されていて、解説を聞きながらみなさん興味深く眺めていました。

 

午後からは江津本町甍街道をまち歩きしました。明治時代までは北前船の積出港としておおいに栄えたというこの地域も

今はひっそりとしていましたが、土蔵群、長い塀、洋館風の瀟洒な建物などには往事の繁栄を偲ばせるものがありました。

海に面した町・江津ならではの事跡・文化をいろいろと知ることのできた一日でした。