最近の活動

こんなにいるの!?城山の生きものたち

2021年11月11日

生活部です。今回は「松江城山で生きもの探索をしよう!」ということで、島根大学非常勤講師・松江市文化財保護審議会委員(ほか多数ご活躍の)佐藤仁志様を講師にお招きし、城山でのフィールドワークを計画しました。・・・が、当日は荒天となり、公民館にて講演をいただきました。資料は先生の著書「松江城山の生きものたち」(発行:松江市)です。

 

 

みなさん「生きもの」と聞いて何を想像しますか?

どうやらカモだけじゃないようです。水辺の鳥から山の鳥までなんと87種の野鳥が確認されているのだとか。

また昼間には滅多に見られないキツネ、タヌキ、テン、ムササビ…e.t.c..夜に活動する動物も多く生息しており、城山を歩くと彼らの痕跡(フィールドサイン)をたくさん発見できるそうです。

 

例えば、杉の木の幹(地面から50センチ~1メートルのあたり)にあるささくれたような跡は、ムササビが木から木へ飛び移った痕跡。

また、石の上などにある細い(かりんとうのような)糞は、テンの縄張り宣言。

 

ほら、城山に出かけたくなってきましたね?

 

城山・宍道湖一体は全国的にも珍しい自然が広がり、生きものの宝庫なのだそうです。講演の中で先生は、この贅沢な環境を知り、楽しんでほしいと言っておられました。生活していると何気ない風景かもしれませんが、お散歩などの際に自然を観察してみると新しい発見があるかもしれません。