最近の活動

まかせて会員研修会

2015年3月14日

3月14日(土)まかせて会員研修会を開催しました。

 

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法吉地区では、公民館と地区社会福祉協議会を中心に、自治会や民生児童委員、福祉推進員などのみなさんと協働して、自然災害時において高齢者の方や障がい者の方たちを地域で支援する「災害時における地域での助け合い」事業を行っています。

「まかせて会員」とは、災害時要援護者に対して、災害時における安否確認・避難誘導や平常時の見守り活動を行っていただく支援者のことです。

平成18年の制度立ち上げ以来、毎年外部講師をお招きしこの研修会を開催しています。

今年は、日本福祉大学学長補佐・社会福祉学部教授 原田正樹先生を講師に迎え、約70名の参加者がありました。

 

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原田先生は平成19年のまかせて会員研修会でご講演いただいたほか、何度もご来館いただいている法吉と縁の深い先生です。

この日の講演では、先生自ら何度も足を運んで実感された、東日本大震災から学んだことについてお話しいただきました。

阪神淡路大震災後に作られた避難マニュアルでは今回の津波を伴う地震に対応できなかったこと、要援護者名簿の管理方法の問題、

避難所での自治ができたところほど仮設住宅にスムーズに移行できたことなど、日常の地域の人間関係が災害時において如実にあらわれるとの事でした。

 

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そのほか、介護保険制度の改正に伴う地域包括ケアシステムの整備についても、「相互に支え合う」地域の構築が大切になるなど、非常にわかりやすくお話しいただきました。

今後も「地域の安全・安心は地域の力で」守っていけるよう、この事業に対して住民の皆さんのご理解・ご協力をお願いいたします。